
お相撲さんの“腰割り”トレーニングに隠されたすごい秘密 (じっぴコンパクト新書 053)
- 作者: 元・一ノ矢
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 新書
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書名の腰割りとは、立ったまま股関節を開き、膝を曲げ腰を上げ下げする動作のことである。お相撲さんの四股を踏む前の動作であり、イチローが準備体操で行う動作でもある。
腰割りは、股関節を柔らかくするための動作であるが、そのために重力を使うのがポイントである。自分の体の重みを使い、股関節に刺激を与えているのだ。この股関節、要の関節だけにここが良くなると体の様々な面にプラスの影響をもたらしてくれる。
スクワットは太ももの前の筋肉だけに効果のあるトレーニングだが、腰割りは太ももの前後、内外、お尻の筋肉、股関節周りにと効果の見込める範囲が広いのも特徴である。
著者は元力士で引退後に、この腰割りが一般の人々にも役立つものだと気がついたという。
いま私は、腰割りに支えられて四六歳まで土俵に立った自らの経験が、力士に限らず、腰痛や肥満や体力低下、代謝の低下に悩む多くの人に役立つことを確信しています。
このように相撲が強くなる以外にも様々な効果が期待できるのだ。他にも、肩こりが治ったり、姿勢が良くなったり、歩くのが楽になったり、さらにはメンタル面にも良い影響がある。
この腰割り、1日10回からでも効果があるとあった。やりかたも難しくなく、本書には図付きで説明もついている。