読書記録

本の感想や書評、粗筋、引用などの読書記録。1980年生まれ。

『超越の棋士 羽生善治との対話』

 

超越の棋士 羽生善治との対話

超越の棋士 羽生善治との対話

 

本書は羽生善治へのインタビュー集である。その期間は7年にも渡り、永世7冠になったことや藤井聡太への思いも語られている。インタビュー中の羽生はよく「ハハッ、ハハッ」と笑ってみせるものの、その掴み所のなさにインタビュアーである著者を何度も当惑させていた。

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『USJを劇的に変えたたった一つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』

 

帯によると、本書は2017年ビジネス書グランプリマネジメント部門1位に選ばれたそうです。さもありなんというほど素晴らしい本でした。内容は「マーケティング思考」と「キャリアの成功」の2本柱となっています。

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『理系脳で考える』

 

AIの台頭に伴い仕事がなくなる恐れがある昨今である。著者によると、それに対抗するためには理系脳である必要があるという。理系脳であれば、科学技術の進化が加速していく中でもそうした変化に対応していくことができるからだ。本書はそんな理系脳の特徴と思考法、その鍛え方を元マイクロソフト日本法人の社長が語ったもの。バリバリ文系脳の私だが、そうした人も今から理系脳に変わることは可能という。

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『無菌室ふたりぽっち』

 

【新版】無菌室ふたりぽっち

【新版】無菌室ふたりぽっち

 

本書を久しぶりに再読してみた。いい本は2度読むのがいいと信じている。2度目は瑣末なことを無視し、感動するためだけに読むので1度目よりも感動できる気がするのだ。

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せつなすぎた:『将棋の子』

 

将棋の子 (講談社文庫)

将棋の子 (講談社文庫)

 

本書を読むのは2度目だ。初めて読み終えた後も、このブログに書いたけれど、もう一度書く。素晴らしい本とは理解していたけれど、改めて読み返してみると、想像を絶するほどの素晴らしさであった。本書は大宅壮一ノンフィクション賞の受賞作かと思っていたけど、実際には講談社ノンフィクション受賞作であった。

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『ある奴隷少女に起こった出来事』

 

ある奴隷少女に起こった出来事 (新潮文庫)

ある奴隷少女に起こった出来事 (新潮文庫)

 

奴隷制というものがかつて存在し、奴隷も実在した。歴史の教科書で習った通りである。しかし、現実の奴隷がどのような気持ちで生活をし、どのような生活をしていたのかまでは教わらなかった。

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『ヤノマミ』

 

ヤノマミ (新潮文庫)

ヤノマミ (新潮文庫)

 

読まなければ想像できないような世界がこの世にはある。自分が知っていることなんてほんのわずかに過ぎなくて、そのわずかな知識で判断を下している。なんて頼りない判断であろうか。しかし、どこかの誰かが言ったように、読み終えた本を積み上げた高さの分だけ世界がよりよく見えるようになるのも事実と思う。本書はその想像を絶する世界を教えてくれるノンフィクションだ。自分の当たり前が全然当たり前ではない世界である。

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