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本読み

本の感想や書評、本の案内ブログ、かつ自身の読書記録です。1980年生まれ/男

『大前語録』

 

大前語録

大前語録

 

流行のマッキンゼー式なんとかかんとかは、もとを正せば著者である大前自身が世界中に散らばるマッキンゼーの事務所で使われるているものを体系化したものだそうです。ビジネスマンにとっては、日頃の自分の行いが正しいのかどうかを判断できる、リトマス試験紙的な本です。

日々の業務に追われて自分が近い将来どのようになりたいのかを考えることを疎かになりがちですが、それでは駄目だといいます。入社何年目にはこういう風になると具体的に目標を定め、それに沿って厳しく訓練をしていく必要性を説いていました。

また、会社の愚痴を言うのは無駄であり、それをするならば具体的な改善プランを考え、上司に提案をした方が意味のあることだとありました。会社の悪口を私も聞かされることがあるのですが、あれは非生産的な会話でしかありません。せめておもしろおかしく批判をするのならばいいのですが、そういう人に限ってユーモアのセンスがなかったりします。

成功する人は、徹底的にお客のことを考える人だとありましたが、確かにその通りだと思います。また、自分を他の誰かの立場にいると仮定して、どのように判断を下すかを考えることは最適な訓練になるとありました。この二つは自分には欠けている視点だと反省しました。

おかしかったのは、マイクロマネージャーの話。マイクロマネージャーとは、部下の行動を細かくチェックし、いちいち文句をいう上司のことです。私の会社にも、こういう人います。こういう上司が最も嫌われるそうですが、彼のことが心配になりました。部下の提出物を細かくチェックし些末な間違いもきっちりと修正させる彼、そして、説教もネチネチとしつこい彼、近い内に嫌われてしまうのでしょうか。彼がこの本を読んで、「やばい、自分のことだ!」と気づいてくれれば良いのですが、その可能性はなさそうです。

一環して流れているのは、自分の頭で考えて、思考停止に陥るなよということでした。すぐに読める本ですが、参考になることが多い一冊でした。