読書記録(書評・感想)ブログ

本の感想や書評、粗筋、引用などの読書記録。1980年生まれ。

『一対一でも大勢でも人前であがらずに話す技法』

 

一対一でも大勢でも人前であがらずに話す技法

一対一でも大勢でも人前であがらずに話す技法

 

著者によれば緊張する場合としない場合の違いは、見られる側の視点に立つか見る側の視点に立つかの違いであるという。周りの視線が自分に集まっているから緊張するのであって、自分が見る側にたてば緊張することはないのである。だから大勢の前で話をするときも、見る側の意識を持ち聴衆を見ようとすれば緊張しなくなるのである。

また見られているという意識するのは、自分のことだけを考えている自意識過剰の状態である。僕の場合、面白いことを言わなきゃとか、ありきたりなことを言うのは避けよう、ちょっとでも賢く見せよう、などと考えてしまうのだが、それがいけないみたい。それは本書で言う「自分視点」になっているのである。

そこで聞き手のことを考えるという「相手視点」で話す必要があるのである。どうやって相手に分かりやすく伝えようか、相手を満足させるにはどうすればいいかなど、徹底的に相手を思いやるのである。そうすれば、視線は自然に聴衆に向かい、見る側の立場になり緊張することもなくなるのである。もっと相手のことを考えなくてと反省させられた一冊である。