読書記録

本の感想や書評、粗筋、引用などの読書記録。1980年生まれ。

『運のいい人の法則』

 

運のいい人の法則 (角川文庫)

運のいい人の法則 (角川文庫)

 

本書によると、生まれつき運がいい人がいるわけではなく、運のいい人は自然と4つの法則に従って行動し、幸運を作り上げているのだそうです。その結果、運のいい人は、いつもいるべき場所にいることができるのです。

「運」に関して科学的に解明する本書での実験は10年単位の月日を費やし、その参加者は数百人にも上ります。著者の「運」の研究に対する執念とその好奇心には脱帽ですが、運の良い人はこうした努力もできるのだと言います。上手くいくという期待が、努力を惜しまないように駆り立てるのです。

本書は4つの法則がどういったものなのかを説明し、それがどういったメカニズムで機能し、具体例として実際にどんな出来事があったのかが示されます。ところどころでテストが挟まれ自分がその法則に従って行動しているのかが数値として評価され、自分がどの程度運のいい人として行動しているのかが分かります。

仮に自分が不運を呼ぶ行動をとっていたとしても、どのように運を向上させていけばいいのかのという指針も示されていて、運の悪い人には幸運となる本です。逆に運の良い人は、自分の思考パターンを裏書きしてもらえ、より自信を持って行動ができるので、これまた幸運となる本になります。本書で記されるエピソードは興味深いものも多く、また読みやすい訳文となっていて読み物としても楽しめます。