読書記録

本の感想や書評、粗筋、引用などの読書記録。1980年生まれ。

再読:『ワセダ三畳青春記』

 

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

 

大好きな本書を6年ぶりに再読してみた。この本を面白いと思える感性が失われていなかったのは幸いだ。初めて読んだ時以上に楽しめたような気がした。

人それぞれに青春はあるだろうけれど、本書のそれは眩しいほどに輝いていて、自分のそれと比べると、胸がしめつけられるような思いがした。異性にはもてず、いい会社に入社する訳でもないのに、こんな日々を過ごせた著者を羨ましく思ってしまうのだ。

馬鹿なこともするけど、それがある分、真剣な話をしている姿は恰好いい。第3世界を直に歩いてきた著者らがアフリカの問題を語るシーンは、部屋で人体実験をしていた人たちと本当に同じなのかと疑ってしまうけど、素敵である。

6年ぶりに読んだけれど、その間、本書よりも面白い本には出会えなかったように思う。著者の他の本も再読しようと思う。

最初に読んだ時の感想がこちら

bookimpressions.hatenablog.com