読書記録

本の感想や書評、粗筋、引用などの読書記録。1980年生まれ。

『アレルギーは砂糖をやめればよくなる』

 

アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる! (青春新書INTELLIGENCE)

アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる! (青春新書INTELLIGENCE)

 

アレルギー性鼻炎らしき症状に苦しんでいることもあり、本書を読んでみた。書名にある通り、砂糖つまり糖質がアレルギーの元凶であるとされている。糖質を過剰に摂取することで副腎に負担がかかり、アレルギーに対抗するためのホルモンが減少されてしまうのだという。

アレルギーは本来、体にとっては害ではないものを敵と見なして、免疫が過剰反応して起こるものだ。そうならないためには粘膜の免疫力を高める必要があり、それが著者が提案する粘膜に栄養を供給する「栄養療法」である。この「栄養療法」は、一時的な対処療法ではなく根本療法であり、これにより花粉症が改善した人は約8割にも上るという。本書では、各器官や各ホルモンがどういった働きをするのかを説明しつつ、どのように栄養をとっていけばいいのかが説明されている。

糖質を過剰に摂取すると血糖値が安定しなくなるだけではなく、腸内環境も悪くなるという。腸は最大の免疫器官であり、したがってアレルギー対策には腸へのアプローチが有効とのこと。具体的には食物繊維を取ることで善玉菌を増やすことだ。食物繊維自体は、栄養素ではないが、糖質の吸収速度を遅くする働きもする。著者によれば、この食物繊維は6番目の栄養素になってもいいほどだと言う。

他にも、糖質を過剰摂取することで体に様々な弊害をもたらすという。なので、本書では高タンパクかつ糖質制限の食事が勧められている。こうした食生活をしているイヌイットは、病気になりにくいというデータが紹介される。穀物(つまり炭水化物、つまり、糖質)を摂取できるようになったことで、多くの人に食料が行き渡るようになったが、その弊害が現代では深刻になっている。

『炭水化物が人類を滅ぼす』でも同じく糖質制限を勧めている。

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