読書記録

本の感想や書評、粗筋、引用などの読書記録。1980年生まれ。

ワイン選びの指南書:『男と女のワイン術』

 

男と女のワイン術 2杯め ―グッとくる家飲み編 (日経プレミアシリーズ)

男と女のワイン術 2杯め ―グッとくる家飲み編 (日経プレミアシリーズ)

 

本書は、スーパーでお気に入りのワインを選べるようになるための指南書でした。ビールに比べると飲む機会の少ないワインですが、本書を読み終えるとワインをもっと飲んでみようと思うようになりました。ちなみにお酒全体の市場規模は、5兆円にもなるとありました。

好みのワインを手にするには、自分でワインの味を表現する必要があります。そこで本書は、「果実味」「酸味」「渋み」という評価軸から各ワインを評価することを提案しています。紹介されるワインもこの評価を元に、どういった味なのかを説明しています。

各ワインがどういった味なのかの説明の他、ワインの作り方やワイン作りに必要な要素、ワインの注文の仕方、ワインの価格が決まる仕組み、料理とワインの合わせ方、ワインに関するトリビアなどもあり、ワイン全体の知識を身につけることができるようになっています。

ワインの3要因は、気温、日照量、雨です。最適な気候は、年間の平均気温が高くも低くもなく(10〜16℃)、日照量が多く、年間降水量は少なめだそうです。なので地中海性気候は最適な気候です。こうした要素の違いが、ワインの味に違いをもたらしています。温暖な気候だとワインの果実味は豊かになり、冷涼な気候では果実味が少なくなり、酸味を感じやすくなります。

また、ワインの値段の話では、単位面積当たりの収穫が少なくなるほど価格が高くなるという収穫の少ない話でした。もう一つの理由は、樹齢が高くなるほど、土壌が豊かになり質が良く価格も高くなるというなるほどな話でした。

ワインに詳しくなるにはワインを飲み続けるのがいいというアドバイスがありました。一つのワインを飲み続けることで自分の中の基準が出来上がり、他のワインを飲んだ時にもその基準を元にワインの味を評することができるようになるそうです。その時、本書があればより充実したワインライフが送れそうです。