本読み

読書記録。1980年生まれ/男

『脳が認める勉強法』

 

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

 

いかにして勉強すればいいのかを科学的にアプローチする本書。遺伝子や環境を選べことはできないが、勉強のやり方ならば選ぶことができる。それも科学的に実証されているのだから、普遍性もある。誰でも使えるテクニックなので勉強に励む人にはお勧めの本だ。また、脳の仕組みに関心のある人にもお勧めである。本書の前半では記憶と忘却の仕組みが解説されている。

私たちが正しいと考えがちな学習法には科学的には否定されてしまうものがある。静かな環境での学習や、繰り返しの反復練習を科学は否定する。また忘却することも悪いことではなく、記憶の強化の過程に過ぎないのだという。

役立つ勉強法の一例としては、分散学習があげられている。これはすぐに実践できる、しかも確実に学習を改善できる勉強法である。一気に覚えようとするよりも、日を分けて覚えた方が記憶に残るそうだ。

脳の記憶を掘り起こす作業が大変になるほど、学習の力は高まるとあった。なのでテストは効果的であり、仮にそのテストが出来なくてもテストを受けることにも意味があることを本書は教えてくれる。逆に何かを覚えた直後に復習して覚えたつもりになるのは危険である。また学習したノートを読み返すこともそういう点では学習効果が低い。やるならばノートを見ずに、内容を思い出す作業が効果的だろう。

他にも学習する前に予めテストをしておく事前テストの有効性や、学習したことを復習する具体的なタイミングも示されていて、学生時代に読んでいたら違うアプローチで勉強していただろう(仮定法過去完了)。