本読み

読書記録。1980年生まれ/男

政治に関心を持つための:『学校が教えないほんとうの政治の話』

 

学校が教えないほんとうの政治の話 (ちくまプリマー新書)

学校が教えないほんとうの政治の話 (ちくまプリマー新書)

 

政治に関心が持てないのは、贔屓のチームがないからだと著者はいう。応援するチームがないから盛り上がらないのである。公教育では、特定の政党に肩入れをしていけないというしばりがある以上、限界がある。そこで贔屓のチームを持ってもらおうという趣旨で本書は書かれた。

若い人向けに書かれた優しい政治の入門書であるが、学校で教わるような国会や内閣の役割りといった話は出てこない。国会議員のメンバーの数や衆議院の解散条件などの瑣末な話も出てこない。あるのは、右か左か、国家と個人、体制派と反体制派、労働者と資本家の対立軸から、それぞれがどういったもので、歴史的にはどのような事件があったのかが叙述されていく。

右と左の違いが分かることで、某新聞は左寄りだなとか、このコメンテーターは右寄りだなと感じられるようになる。と同時に自分のボジションも分かるようになる。自分が誰を応援すべきかも見えてくる。ちなみに右と左において中立という立ち場はないのである。

これで政治に関心を持ち、選挙にも行きそうだと思うけど、この本を手に取るような人は最初からそういう人であろうとも思う。 主に若い人向けに書いたというが、大人が読んでも十分役立つ内容と思う。