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本読みのはしくれ

本の感想や書評、本の案内ブログです。このブログは1980年生まれの男によって書かれています(受動態)。

パチンコ攻略本にもなりうる!:『パチンコ屋に学ぶ経済学』

ビジネス本

 

パチンコ屋に学ぶ経済学―5万円負けた客が、明日もまた来る理由

パチンコ屋に学ぶ経済学―5万円負けた客が、明日もまた来る理由

 

パチンコ屋を通して経済学を学べる本書。パチンコ屋の経営や台の仕組み、客の行動を経済学的にはどう解釈できるのかが分かります。アダム・スミス、マルクス、パレートの法則、ロングテールの法則など、経済学(経営学)ではおなじみの言葉が出てきますが、決して難しい話は出てきません。経済学ってこういう学問なのかがなんとなく分かり、経済にも少しだけ詳しくなれます。

パチンコ、パチスロに関心を持つ人が読めば、次にお店に行くとき、いつもとは違った視点でお店を眺めることができるはずです。なぜサラリーマンが仕事をさぼってパチンコを打てるのかという経済学的な説明には驚きました。

パチンコの攻略法を書いているのではないから、本書を読んでも勝てるようにはならないと述べられていますがそうとも限らない気がします。

期待値の説明のプロスペクト理論は参考になりますし、それに続く波に関する話は、パチンコ、パチスロを打つ人にはすごく重要な話であると思います。確率の収束の話は、パチンコやパチスロで勝とうと思ったら絶対に押さえておきたいことですし、勝っている人は皆理解しているはずです。はまった後に連チャンするという考えは、オカルトでしかないことの説明もあり、パチンコで勝つための教科書的な一面もありました。

では、どうしたら勝てるのかというと、打てば打つほどプラスになるという期待値が高い台を打てばいいのですが、それが店になければ勝てないという当たり前の話もされていました。逆に言えば、そういった台がお店に置いてあり、かつそれに自分が座り続けることが出来ればトータルでは勝てるのですが、それはなかなか難しいことではないでしょうか。

他にもパチンコ屋が人を引きつけるテクを異性を引きつけるテクに応用する話など、興味深い話がありました。要するに、異性を引きつける期待値はプラスなんだから、異性にアクセスすればするほど異性と巡り会えますよということでした。

期待値がプラスじゃない場合?

それは悲劇です。やればやるほど被害が拡大するのですから。