本読み

読書記録。1980年生まれ/男

『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』

 

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

 

あなたは、「内向型」と聞いて誰のことを思い出しますか?

本書を読み終えた今、僕は自分のことを思い出します。本書を読む前ならば、内向型というとネガティブなイメージがあり、自分が内向的であることを肯定できなかったかもしれません。しかし、本書で内向型の素晴らしさを確認すると、内向型であることを誇りにすら思えそうです。外向的な人が読めば少し気まずくなるくらいに、内向型の素晴らしさが記されていました。

自分のことが内向型の記述によく当てはまるのですが、一部では外向的な面も自分にはあるなと感じました。そもそも100パーセント内向的な人はいなく、また100パーセント外向的な人もいないそうです。ただ、総合的に見ると、自分はやはり内向的でした。

我々の社会は外向的をよしとする風潮があり、内向的な人は生きにくいのですが、どのようにしてその社会に適応していくのか、また外向的な人とどのように接していけばいいのかというヒントがありました。自分の子供が内向的な場合のアドバイスも参考になるものでした。

それでは、内向型が外向型に変わることは出来るのかというと、それには限度がありました。意思の力で自分を変えることは出来るのですが、遺伝子の限界を超えてまで変化することは難しいようです。「三つ子の魂百まで」は一面では真実のようです。

だからと言って悲観する必要はなく、内向的な性質の良さを活かしていけばいいと述べられています。本書では、内向的な有名人のエピーソードが散らばっていて、とても勇気づけられます。オバマもビル・ゲイツもバフェットもガンジーもアインシュタインも皆、内向型でした。静かなる力強さのおかげがあったからこその彼らの業績なのです。

最後には、著者の内向的な祖父のエピソードが記されているのですが、本当に魅力的な祖父でした。その祖父のエピソードに出て来る彼女のTEDでのスピーチがこちら。

 


スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」