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本読み

本の感想や書評、本の案内ブログ、かつ自身の読書記録です。1980年生まれ/男

『知ってトクする確率の知識』

 

知ってトクする確率の知識 成功するにはワケがある! (サイエンス・アイ新書)

知ってトクする確率の知識 成功するにはワケがある! (サイエンス・アイ新書)

 

数学の中で唯一面白いと思えるのが確率である。本書の1章では、基本的な確率の説明をしている。ここだけを読むと学校の教科書だが、面白いのは2章から。

2章では、諦めないことの大切さを確率的に説明している。何かに挑戦する時、とりあえずやってみなくては成功する確率はゼロである。だから、とにかく挑戦することが大事である。ここまでは、よくある話。

問題なのは、その後。それでは、成功する確率が1パーセントしかないとしたらどうするか?

「1パーセントでは、無理。やめておこう。」

「これは、やるだけ時間の無駄だ。」

と考える人が多いのではないか。あるいは、直感的に却下をするかもしれない。僕もそのうちの一人であった(過去形)。つまり1パーセントを0パーセントと看做していた。

しかし、たとえ1パーセントでも挑戦の回数を増やしていくと成功する確率はあがっていく。だから何度も挑戦することが大事であると説いている。

それでもまだ、信用できない?ここが本書が確率本であるところ。もっと具体的に説明している。それも説得的に。

たとえ1パーセントでも450回も繰り返すと、その回数内で成功する確率は、99パーセントにも上るのである。すごい確率だ。これは、やらなきゃ損だと思わせる確率である。

これを聞くと450回もやるなんて無理だよと思われるかもしれない。僕もそう思うし、こんなにも挑戦をしたことはない。しかし、実際には、確率が1パーセントよりも高いこともあるだろうし、何よりも、この失敗の過程で学んでいくことで、その確率は上がっていくように思うのだ。

故に、1回の挑戦での失敗の確率を考えてもあまり意味がないような気がしている(現在完了)。もっと長いスパンで考えたほうが気が楽になる。そのためにも、まずは、0パーセントを1パーセントにしなくてはと思う(意思未来)。

その他の章も面白い。ギャンブルをすることがいかに損なのかということも確率的に説明している。本書を読むことで多少なりとも日常の行動に変化がありそうだ。