読書記録(書評・感想)ブログ

本の感想や書評、粗筋、引用などの読書記録。1980年生まれ。

『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件』

 

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

 

本書は北九州で起きた連続監禁殺人事件の事実に迫ったノンフィクションである。事件が発覚したのは2002年のこと。当時は大騒ぎになったはずだけど、私にはその記憶が全くない。この事件のことを知ったのは、先日、フジテレビの番組「ザ・ノンフィクション」に、この事件の加害者である松永太と緒方純子の息子がインタビューに答える形で出演していたからである。そのインタビューは、彼が自分の両親に関する記憶や自分の生い立ちを語るという異例のものであった。そこで、この事件に関心を持ち、アマゾンで探してみると、本書の評判が良かったので読んでみることにした。

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『笑われる勇気』

 

笑われる勇気

笑われる勇気

 

表紙の写真を見てスティーブ・ジョブズだと思った人はいますか。ほとんど正解ですが、正解は蛭子能収さんです。本書は蛭子さんの人生相談を単行本化したものです。『嫌われる勇気』をもじった書名ですが、冒頭で蛭子さんが述べていることは、そのベストセラーの主張と同じものです。蛭子さんは、アドラー心理学を実践しているようです。

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『子供の死を祈る親たち』

 

子供の死を祈る親たち (新潮文庫)

子供の死を祈る親たち (新潮文庫)

 

本書は、衝撃的な前作『「子供を殺してください」という親たち』の続編と言える内容です。この過激な書名は、子供があまりにも手に負えなくなってしまったために、それならばいっそう死んでもらいたいという親の気持ちを表しています。

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『残酷すぎる成功法則』

 

残酷すぎる成功法則

残酷すぎる成功法則

 

全米でベストセラーになった本書は、エビデンスに基づく成功法則を紹介しています。一人の成功者に当てはまったことをさも他の人にも通用するかのように説くのではなく、多くのデータの中から統計的に有為と見ることができる事例を紹介していくものです。オカルト的成功法則ではなく、科学的な成功法則と言えます。訳文は読み易く、内容も興味深いため、分厚い本書もサクサクと読み進めることができました。

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子供向け自己啓発書:『マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門』

 

マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門

マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門

  • 作者: ボード・シェーファー,村上世彰,田中順子
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書は、世界的ベストセラーとなった子供向けのお金の入門書です。平易な言葉で綴られ、物語形式で進んでいきます。書名にある「マネー」という犬が、主人公の女の子に助言を与え、それに従うことで女の子が成長していく物語です。お金を稼ぐためのステップを一つずつ追っていくのですが、お金のことよりも自己啓発的な内容が中心となっています。自己啓発書を読んだことのない子供は、新鮮な気持ちでワクワクしながら読み進めることができるのではないでしょうか。

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『僕はこうして日本語を覚えた』

 

僕はこうして日本語を覚えた

僕はこうして日本語を覚えた

 

1998年に発売になった本書は絶版になっていたので、中古で入手しました。語学学習の参考になるのではと思ったのです。アメリカで生まれ育ったはずのデーブ・スペクターが、あれほど達者な日本語を話すことができるのはすごいことです。通常、第2外国語が母国語よりも上手になることはないと言われていますが、デーブは本書の中で日本語で考える方が楽だと告白しています。

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